『朱花の月』

こんにちは☆<<
懲りずにレビューしちゃいます。
お付き合いくださいっ!
(任意でどうぞ…)


先週は旦那の実家、
今週は私の実家に息子ちゃんを預けての映画館です。
ユーロスペース@渋谷。
私、学生の頃から渋谷という街が嫌いでね~
映画くらいでしか寄りつかなかったのですが、
何年経った今でも、映画館から駅までのストロークが苦痛。
旦那が一緒だったからまだしも。一人では来ないわ~


さて、今回は、以前にイベントに参加したこの作品、
満を持して公開されましたので、観に行きました。

『朱花の月』(はねづのつき) 監督:河瀬直美
公式サイトはこちら

そして、以前参加したイベントはこちら


ここからネタばれの可能性有り。
ご注意ください。

以前のイベントで、万葉集について少し勉強しておいて良かった。
と思いました。
万葉集のいろんな歌が使われているのですが、
はっきりと聞き取れない場合が多かったので、
「あ、この間話してた、あの恋の歌ね」
と思いだして、何とかついて行った感じでした。
と言っても、私があまりに万葉集を知らなさ過ぎて、
もしかしたら一般的には
「これ、古典で習ったやつだわ~」
という感じかもしれませんが。

作品としては…ちょっと肩透かし
というのも、監督ご本人と、ヒロインの女優さんの
作品についての熱い思いを生で聞いていたので、
必要以上に期待してしまっていたのかもしれません。

予告編で明らかになる
男女の三角関係。
不倫相手の子どもを身ごもるヒロイン。
真っ赤な浴槽。(絶対誰か死んでる)
って言ったら、相当身構えますよね?
ホラー苦手なんですよ、私。
いや、ホラーじゃなくても、血とかね、
サイコ、とかね、バイオレンス、とかさ~後味悪いやつ。

ヒロインは意外と地味
でもね、意外と観れたんですよ。
へぇ~すんなり。
もっと、人間のドロドロしたところを見せつけられて、
男が女を奪い合って、奪い合って
みたいな感じかと思ったのだけれど。

余り台詞もイベントも無い作品なので、
ヒロインがそれぞれの男性をどう思ってるかっていうのが、
画面から読み取るしか無いのね。
しかも、一応「古からの運命の結ばれぬ恋
みたいになってはいるものの、
作品の冒頭から既に三角関係が出来上がってるってのが、ちょっと。
こちらとしては、「運命的に」不倫関係に至ったかどうか、わかりゃしない。
しょっぱなから、「ヒロインよ、だらしないじゃないか!」という印象。
更には、真っ赤な浴槽シーン、ちょっと唐突な気が…
何だか、全てを喋ってしまいそうなので、
ご覧になった方、是非ご一報ください。
「ここは、こういう解釈で良かったの!?」等と語り合いたい。

通常、旦那と映画を観に行くと、
私の方が???が多くて、
旦那にあれこれ質問し、やっと理解する感じなのに、
今回はまるで逆転。
旦那よ、どうしちゃったの!?どこ観てたの!?


…それもそのはず、という事実が後日わかりました。
どうやら、刺激の強いシーンがいくつかあったらしく、
劇場版ということでカットされている模様。
男女関係に関わる、絡みのシーンらしいのですが。
あまり過激だと、一般の映画館で流せないからかな?
監督の感じからすると、相当どろどろさせたっぽい事言ってたし、
泣く泣くカットしたんだろうと思われる…重要なシーンだろうに。
ん~だから肩透かしっぽくなっちゃったのだろうか。
でも、カンヌ映画祭ではフル・バージョンで上映されたはず。
一度、ディレクターズ・カット版で観たいものです。
DVDだったら、きっとOKなのかな?
ちょっと残念、でした。

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