『砂漠』

こんにちは☆<<
いつになく、気を抜いているchiapetです!


レビューし損ねていたものが
たくさん思い出されてしまって…
ので、レビュー続きになってしまいますが、
宜しければ、お付き合いください!


今回、と言っても先週読み終えましたのは、

『砂漠』 著:伊坂幸太郎

でございます☆


これで、伊坂さんの著書は何冊目になるのでしょうか。
結構読ませて頂いております。


(ここからネタバレの可能性有り。ご注意ください)

伊坂さんにしては、珍しく?
トリックが少なかったと言うか?
全面に出ていなかったというか。

余り頭を抱えずに読めました!ってところでしょうか。
いつもは、どこに伏線があるのか、
注意して読まなきゃ、最後に置いてけぼりになる!
という危機感があったりして、割といろんな事を覚えながら読むのですが。


大学に入学した主人公と、
その友人の5人の大学生活4年間のお話です。
私は、基本的に青春モノも苦手なのですが、
(恋愛モノも、SFモノも、アクションモノも苦手。じゃあ何を読むんだ!?)
伊坂さんパワーなのか、すんなり読めました。
と言うのも、青春の甘酸っぱさとか、
お腹がこそばくなる感じを、美化して描いていないからかな。
文中で、主人公がよくドラマチックな展開を描いてから、
「てなことは、まるでない。」
と否定するあたりが、私は好きでした。


設定も現代の様ですね。
と言う事は、西嶋が言う「大統領」とは…
中東に兵士を送る、ということは、前ブッシュJr.の事でしょうか。

その割には、皆で麻雀を打つというのが、また古臭くて良いですが。
ちなみに、私はまったく麻雀について知らないのですが、
この作品を読むにあたって、
きっと麻雀を知っている人の方が数倍も楽しめるんだろうな~と思いました。
この手で来るか~
とか
ほぅほぅ、こういうポリシーなのね
等、それぞれ性格が出るでしょうから。


そして、私の限られた記憶が確かならば、
伊坂さんって、超能力とかに頼らない作家さんじゃなかったっけ?
と思いましたが、どうでしたっけ?
不思議な現象、偶然は描かれていても、
完全な超常現象と言うんですか?
それは描かれていた記憶が無いな~

この作品では、南という女の子が、
モノを念力で動かしたり出来る力を持っているという設定ですが、
ちょっと今までと雰囲気違うよな~と思ったのは、
彼女の存在があっての事かな~と思いました。


そして、やたらめったら社会やら世界の事をわめく青年、
西嶋くんですが、彼の台詞は、伊坂さんを代弁してるのかな
なんて思ったりしました。あるいは、理想?
彼の話す内容は、結構支離滅裂だったりするのだけど、
本人が本気だから、憎めない。
変な奴だと思っても、よくよく聞いてみると、
意外と重要な事を話している。
また、すごくリアルな内容だったりして、
これは、実は伊坂さんの胸の内を、
西嶋くんに叫ばせているんじゃないかな?と思いました。
勝手な妄想ですけどね。


トリックの謎解き、は無かったものの、
今回も楽しませて頂きました☆
青春モノ好きな旦那にもお薦めしたんだけど、
市民図書館から延滞の通知
に加えお電話も頂いてしまったので、
急いで返しに行きました~。
旦那、また今度探してみてくれ!


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