勉強の仕方

こんにちは☆<<
数日前まで、母子共に不眠の状態が続いておりましたが、
新しい薬をもらってから、
何とか息子も普段通り寝てくれるようになり、
多少はゼーゼー・ジュルジュルも回復して来たので、
久しぶりに穏やかな日々を過ごしております。


関係無いのですが、
ブログを始めて数カ月、
ざっと見直してみると、
私のブログって文章が多いですね。
何人か他のブロガーさんのブログを拝見しているのですが、
写真の有無はともかく、
文章はやはり短い、少ない。
私はどうしたことだろうか?
くどいのだろうか、説明が下手なのだろうか。
ただただ、書きたいことが多すぎるのだろうか。


と言いながら、今日も長くなっちまいそうです。
というのも、ここ数日、不思議な仕事の依頼が続いているからです。

私の普段の業務は、まぁ基本は翻訳
その他、資料作成などの雑務、たまに電話番。
という感じでマイデスクのマイパソコンで
ほとんどの仕事をこなしている訳ですが。

こんな気分なのでしょうか?
そのメインとなる翻訳
いろんな方から、
「これ、翻訳お願いします」
と原稿を受け取るところから始まります。
英和、和英、どちらの依頼もあります。
原稿は、メールの内容であったり、論文、
または契約書、仕様書等、いろいろです。
その中でも厄介なのが論文
と言うのも、言語云々の前に、内容が理解出来ないからです。


また、翻訳業務から派生したもので、
添削」の依頼も増えて来ました。
「英語で文章を書いてみたのだけど、チェックして欲しい」
と言うものです。
研究者の皆さんは、英語の論文も書き慣れている方も多く、
ちょっとした冠詞や、時制の違い、等を訂正するだけで、
あとは特に問題が無い、という場合がほとんどです。

また、英語に自信のない方は、一度日本語で原稿を書き、
それを自ら訳した上で、私に添削を依頼します。
その方が、本来書きたかった文章のニュアンス等もわかるので、
こちらとしては大変助かります。


さて、前置きが長くなりましたが、
不思議な仕事、というのは、I氏からの依頼の事です。


不思議な依頼①
[不思議度:★☆☆]

英語で論文を書いているのだけれども、この文とこの文を添削して欲しい。
(ここまでは普通ですね)
私が言いたいのは・・・
   と、30分程実験内容や研究内容についての講義を受ける。
   ちなみに内容はさっぱり意味不明。
と言う気持ちを表現したいのだが。
ちなみに日本語の原稿はありません。

実はI氏、なかなか英語が苦手と見受けられます。
この文とこの文、と言ったところはもちろん意味不明
さらには文章全体で意味がわからないところだらけ
(主語や目的語など、てんでバラバラ)

私が、30分の講義の内容をある程度踏まえ、
全体的に添削を入れて返したところ…

この部分は、本当はこう言いたいのだ。
この部分は、何故こうなるのか。
この部分は、こういう意味で間違いないか。

と、次々と溢れ出て来る疑問や確認。

更には、

やっぱりここはわかりにくいから、書き換えたい。
この部分は、こう言いたいが、英語ではどう表現すれば良い?

結局、原稿は真っ赤っかになり、
当初の原型を留めない文章、
というか、ほとんど私が書き直した形になってしまった。


不思議な依頼②
[不思議度:★★☆]

真っ赤っか原稿の依頼の翌日。
気付いたらメールが2通。

Therefore/Hence/Then/Thusの違いを教えてくれ。
どれも「それ故に」のはずなのに、Henceを使うと毎度訂正されるのは何故か。

Restricted/Limitedの違いを教えてくれ。
どちらも「制限される」であるが、同じ意として使用して良いのか。
そして、自分の論文にはどちらの語が適しているのか。

え、辞書は調べましたでしょうか?
そもそも、日本語の単語と外国語の単語は、
必ずしも一対一で対応している訳ではありません
同じ「それ故に」でも、「制限される」でも、
使われる場面や文体、ニュアンスも必ず異なるはず。
それは、やはり辞書で調べるしか無いと思います。

文例を挙げた上で、
私がよく使うオンライン辞書のリンクを紹介し、
返信、終了、としました。

しかし、Restrictec/Limitedの違いが未だに釈然としない、
と言う事で、ランチタイムに呼び出される始末。
私も辞書以上の知識は無いのですが…


不思議な依頼③
[不思議度:★★★]

先日。
また気付いたらメールが3通。
件名はそれぞれ

AとBの条件を同時に満たす条件はありません
これであなたの疑問に対する返答になっていますでしょうか?
間違っていないことを確認しました

これらを英語では何と言うか?
良く使う文句なので、決まった表現があるはずだが。

まずは自分で訳してみましょう。
その上で、辞書で調べてみましょう。
どんぴしゃな表現が出て来なくても、
近しい例文はたくさん出ています。
その例文を応用したり、補足したりすれば、
思う様な表現になるのでは?

再び例文を挙げた上で、
ネット辞書からの抜粋を並べ、
返信、終了、としました。


不思議な依頼④
[不思議度:★★★]

本日。

件名:できなかったらご容赦ください。

これを英語では何と言うか?
良く使う文句なので、決まった表現があるはずだが。

とのこと。
ちなみに、今回は自分で訳してみたらしいが、
それが

Please forgive me.

え?許して下さい!?
何をそんなに迷惑をかけたのでしょうか。

第一、「ご容赦ください」はとても日本語的な表現。
英語では「許して下さい」なんて、滅多に言いません。

「私なりに努力してみるが、万が一出来ない場合もあるので、ご了承ください」
という風に表現を変えてみては?
とアドバイスした上で、
ネット辞書からの抜粋を並べ、
返信、終了、としました。


一連の不思議な依頼を通して思うのは、

私を何だと思っているのだろうか?
人に聞く前に自分で調べてみるという選択肢は無いのか?
英語で文章を書くにあたって、何故日本語の表現への強いこだわりが捨てられないのか?


結局、本人としては、
この依頼には何の問題も感じていないんだろうと思います。

私は、小学生の頃に、父にした質問を思い出しました。

「何で毎日勉強しなきゃならないの?
 こんなのすぐに忘れちゃうし、大人になって役に立つの?」

「学校で勉強するのは、別にモノを覚えるだけじゃない。
 勉強の仕方を身につけるためだよ。
 大人になって、本当に何か自分の好きな事を勉強しようと思った時、
 どうやったら自分の頭に入るのか、
 どうやったらちゃんと理解できるのか、
 小さい時から訓練しておかないと、いざとなったらお手上げだよ。」

正しい回答かどうかはわかりませんが、
私としては納得のいく答えだったな~と思っています。
そのためもあってか、勉強は苦痛に感じた事はありません。

そこで思うのは、
I氏は「勉強の仕方」、身についているかな?
と言う事です。
英語にコンプレックスがあるのか、
手軽に聞ける存在が側にいるからか…
このままだと、いつまで経ってもろくな論文書けないぞ!
と生意気にも思うのでした。

この不思議な依頼、まだまだ続きそうです…


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2 Comment:

petown さんのコメント...

う~ん、耳が痛いです。
私の場合は超簡単英会話ですが・・・
日本語で考えた言いたいことををそのまま英語にしようとすると
とてつもなく変な文になってしまいます。
日本語って主語を言わないことが多いのであらためて考えると何がなんだか???
出来るだけ簡単な文章にしなくてはと思ってはいるのですが
日本語って回りくどい言い方や雰囲気で言うことって多いですから。
日本語と英語の単語が1対1で対応していないというのも
なるほどと、勉強になります。
辞書と例文ですね。
最近はweb辞書で打ち込めばすぐに出てくるのでそれを参考にしてはいるのですが
まだまだ力不足なのでなかなかです。

お父様、すばらしい!!
私も勉強の仕方をもっと勉強しておけばよかったと反省しきりです。

chiapet さんのコメント...

petownさん☆

こんにちは、コメントありがとうございます。
petownさんも、英語勉強中でしたよね?ブログ拝見しました!

生意気ではありますが、やっぱり自分ではにっちもさっちも行かなくなった時に初めて、人に聞くのでは?と思ってしまうのです。
基本は自分で調べて、やってみて。ベストを尽くしてみてからの、添削。というのが筋じゃないかな~と。

私も、言語学者ではないので、細かい事は結局辞書頼みです。
所詮、ネイティブにはなりきれませんし、未だに知らない単語に日々出会うという青二才です。
辞書で調べればわかることを、何故に私が代わりに調べているのだ?と思ってしまうのです。

ここ最近、自分の中で釈然としない仕事ではあるのですが…頼まれればやるしかないかな、と。
不思議な依頼、まだまだ続きそうな予感がします…

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