『終末のフール』

こんにちは☆<<
今日は真面目にブックレビューなんかしちゃおうかと思っています☆
(↑ネタが無いだけじゃ…?いやいや、そんなこと、無いのよ、ね、汗)


私、文学少女では無かったんですが、
学生時代の通学時間と
社会人の時の通勤時間が長かったのもあり、
割と読書は苦じゃない方だったんですよ。

実家の沖縄では、毎週市民図書館に行ってましたし、
上京してから住んでた横浜の祖父母んちでも
駅前に市民図書館がありましたので、
そりゃもう活用していました。

図書館、良いよね~
だって読みたい本予約出来ちゃうし
何だったら中央図書館から取り寄せちゃうし~
延滞しても無料だし~(←こらっ 常習犯!)

ちなみに、旦那は読みながら書き込みをしたい派らしく、
読みたい本は必ず購入
更には、書き込みがあるので古本屋には売れず、
本棚が溢れる一方で御座います…
ちょっとその辺の感覚は理解不能。

以前、mixiにてブックレビュー映画レビュー
結構頑張って書いていた事がありまして…
しかし、ネタばれしすぎるのと、
人から紹介された本をボロッボロに批判するという自己満レビューだったので、封鎖しました。汗
ちなみに、この紹介人からは直接クレームが来て、

「自分の本心を書いたんだから、良いじゃないか!表現の自由だ!」

等と言って大喧嘩したのですが…結局翌年に結婚しています。
はい、今の旦那です。笑


早くレビュー始めんかい!って感じですね。失礼…


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今回読んだのは…
『終末のフール』 - 伊坂幸太郎/集英社文庫

旦那の溢れる本棚から拝借。
伊坂幸太郎さんの他の作品も割と好きだったりして、
前からちょっと気になっていたのですが、
満を持して、日々のランチタイムを活用して読破致しました!
(そうです、ここ数週間、お姉様方とのランチから離れて、おひとり様しています…)

前回のmixiでの経験を踏まえて、あまりネタばれしないように気をつけますが…
多少のチラ見せはご容赦下さいませm(__)m


あと3年で地球に隕石が落ちて、世界は終わる。
という設定のもと、いろんな境遇の人がいろんな生き方をしながら、3年後を見つめる…
と言った、短編集です。
と言いつつも、それぞれのエピソードで他のエピソードの登場人物が友情出演したりして、
なかなか面白い仕掛けになっております。

短編集のタイトルも粋ですよ♪

 終末のフール
 太陽のシール
 籠城のビール
 冬眠のガール
 鋼鉄のウール
 天体のヨール
 演劇のオール
 深海のポール


個人的には、「太陽のシール」が好きだったな~と思います。
あと3年を残して、パパ・ママになる!?ならない!?という葛藤。
本当だったら喜ばしい事なのにな~産まれてくる子を思うと…
という非現実的な状況ながらも、悩みはすごくリアルで、
自分の境遇を照らし合わせて考えてしまいました。

うちの息子はもうすぐ1歳5カ月ですが、
私が小さい時に比べて、いろいろな社会問題や危険がいっぱいな気がして、
この子も大変な時代に産まれて来ちゃったな~なんて思っています。
それでも、幸せな事はいっぱい経験させてあげられると思うけど。
でも残り3年だったら…と思うとちょっと考えちゃいます。

あと、「演劇のオール」もなかなか好きでした。
以前に、疑似家族のこわーーいお話を読んだ事があって、
(柳美里さんの『家族シネマ』だったか『フルハウス』だったかな~間違ってたらごめんなさい。)
なので、ちょっと身構えたりしちゃったのだけど、
でも危機的状況の中、疑似的でも他人が暖かく感じられるということが素敵というか、
人と新しいつながりを持てるんだ、って言うのが良かったです。

かなり非現実的な状況ではあるけれども、
自分だったらどうするんだろうな~とは思いました。
でもきっと、自殺や心中はしないと思うな。
悲観的になるとは思うけど、世界の終りを見届けようとか思うかも。
はい、3年後終りですよ、って言われると俄然生きてやろう!と思うと言うか。笑
自分の生命力に懸けてみたい、と言うか。笑

と、こういう人間らしさを描いた作品は大好きです。
突拍子もないSFものとか、恋愛ものとか、実は苦手です。
なので、今後のレビュー、続くかどうか…

面白かった『終末のフール』の後、何読もうかな~と思って
また旦那の溢れる本棚を探していたら、
北野武監督『時効』が出てきたので、今読んでいます。
またまた違ったジャンルですが。
気が向いたらレビューしたいと思います☆


余談ですが、今日は金曜日だぜっ!
旦那の計らいで、外食にすることになったぜっ!
きゃ~~~♪(←料理苦手女の雄叫び)
何食べようっかなん♪

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