『蝶々喃々』

こんにちは☆<<
雨の金曜日ですな~
しかし、明日は晴れ
ちょうど公園に行く予定があったので、嬉しいです♪


さて、相変わらず
ランチタイム=読書タイム
とお行儀の悪い事をしております。

ついこの間読んだ、
小川糸さんの『食堂かたつむり』
に続いて、図書館で手に取ってみました。

あっ!
レビュー書いたと思っていたのに、
書いて無かったみたいです…!!
とりあえず、小川糸さん2冊目です。


『蝶々喃々』
著:小川 糸


ココからネタバレの可能性有り。ご注意ください。


■ストーリー■

東京・谷中でアンティークきもの店を営む栞の、恋と家族の物語。下町の季節やおいしいものの描写を交えながら丁寧に描きます。

ちょうちょうなんなん
【喋々喃々】
男女がうちとけて小声で楽しげに語りあう様子。


ポプラ社さんのサイトより


『食堂かたつむり』でも、
生活の細かいところや、特にお食事と季節に関して、
とても丁寧な描き方をする方だな~と思っていました。

今回も、その繊細さは健在。
更に、着物の描写や、谷中・浅草あたりの町の描写も加わり、
もっと雰囲気が増した様な気がします。
とてもゆっくりと、こつこつとしている感じ。
その分、好みが分かれるかな?と思いました。
確実に女性ファンの方が多いんじゃないかな。


さて、ポプラ社さんの紹介文は、
とてもとても短いので補足しますと、
というか、端的に言ってしまうと、
不倫のお話なんですよね~
キレイに、静かに描いてはいるけど、不倫
そこんところが引っかかっちゃって、
せっかくの美しい描写も、苦い感じがしてしまって…残念。
そういう効果を狙っているなら良いのですが、
不倫でも美しい、みたいな価値観だったらどうしよう。
作品からは、どちらとも判断がつかないので、ちょっと怖い。


主人公の栞。
若いのに、着物やお店経営や接客や料理。
しっかりしているんだけど、
やっぱり恋に生きている感じが若さだよね~
不本意で別れる事になった元カレの雪道君を忘れられない。
その原因となったのが実の妹。
っていう設定が不気味ですが、
その妹と普通に恋話が出来るっていうのも???

更には、若くして亡くなった雪道君のお墓参りに
不倫中のお相手を連れて行くっていうのも???
私だったらあり得ないですね~
私の旦那も、絶対について来てくれないと思う。

その不倫相手は、妻子持ちの春一郎さん。
素敵な方なんでしょうけど…ずるいよね。
「僕は一緒に居たいけど…」
と涙ながらに言って去る。
だって、そんな顔して奥さん騙してるんでしょ?
ご飯食べるくらいなら、ギリギリ…と思って読んでましたが、
遂にお泊りしちゃったもんね~あーあ


なんか、前に観た『朱花の月』を思い出しました。
静かな雰囲気の中に、どろどろしたものが…
運命、燃える思い、とかそういうの。
設定は違うんだけど、雰囲気も違うんだけど、
でもどこかかぶるんだよな~

一度は離れた2人。その最後。
どうやってまとまるのかな、と思ったんだけど…
結局は、もやもやした関係のまま、と言う事でしょうか。
春一郎さんの「左手の薬指の変化」という言葉が気になったけど、
どうやら離婚したとかそういうんじゃないみたい。

私が想像するに、
以前は、栞に会う時は指輪を外して居たけど、今回はつけている。
会いに来た時に「話がある」と言っていることから、
恐らく復縁したいのだけど、
でも妻子とも別れられないから、自分たちなりの関係の形を見つけて行きたい
的なずるい提案?本音?を言われるのではないかと。
自分の気持ちに正直に居たい、とか何とか言って。
栞もそうだけど、自分の気持ちに正直になったところで、
それが他人を傷つけていたらどうだろうか?
それがモラルに反していたらどうだろうか?
ん~~応援出来ないです、残念ながら。

しかし、大晦日に会いに来るとは、どういうこと?
どうやら年越しは一緒に迎えるみたいだけど、
妻子にはどう説明しているのだろうか。仕事?
とってもとってもモヤモヤします。
どうも、はっきりしなくて、すんなり受け入れられず。
その宙ぶらりんな関係を良し、と出来ず。美しいと思えず。

お妾さんって良く聞くけど、
かつての日本は、正妻も認める女性の存在ってOKだったのでしょうか?
江戸時代の側室、とかではなくて、
もう少し現代になってからの、お妾さん?って言うの?愛人?
戸籍管理がしっかりして来た時代から、タブーとされたのかな?

よくわからなくなってきましたが、
そりゃイッセイさんが言うように、
人間間違いを起こす時もある
でも、それに責任が取れないのであれば、
極力間違いを起こしてはいけないし、
間違ったと思ったら、正さなければならないのでは?
私には、理解できない、大人の世界?なのでした。


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