留学

こんにちは☆<<
台風、どこに行ってるんでしょうね?
すっごいお天気ですけれども…
と思いきや、夕方からザザーっと来るんでしょうか。
今日も傘持ってないYO。


さて、先日のぶどう狩りの日、
母が実家からあれやこれや持って来た中に、
珍しく興味深いモノが入っていました。

何でしょう、母親って言うのは、
どうもいろいろと子どもに買い与えたいのでしょうか。
息子ちゃんの洋服は、ほぼ毎回持ってきますし、
パンや缶詰などの食物も…
ここまでは助かるので良いですが、
前回は、何故かかき氷作り機揚げ物用の鍋を持って来ました。
ん~~かなり昭和の香りのするパッケージを見ると…
どうやら片付けをして出て来たものらしい。
まぁ、ありがたい話です。


また話しがそれてしまいました。
興味深いモノ、とういうのは、
留学していた時の成績表
でございました!

えっと、正確に言うと、
私がロンドンに留学していた時の成績表です。

実は、わたくし、留学を3回しておりまして…
各1年なので、通算しても大した事無いのですが。
生涯、日本の関東で過ごしてきた旦那からすれば、

留学3回もして、出身が沖縄だなんてっ
どんだけ恵まれてるかわかってるのかっ
羨ましい、羨ましい、羨ましい~~!

ってな具合みたいです。笑
本人としては、全く鼻にかけているつもりもありませんし、
何も自慢に思った事はありません。
(そのスタンス自体が、生意気だ!と旦那は言う)
留学は内容重視だと思っています。
ただただ遊んで来ただけの子もいっぱい知っているので、
それよか日本でみっちり部活に打ち込んだ!ような学生の方が
私としては評価できると思っています。


こんな感じです。

高1:ロンドンに留学(父の仕事に同行)
高3:アメリカに留学(国費留学派遣)
大2:カナダに留学(交換留学)

沖縄には、他県には無い「国費留学制度」がありまして、
毎年40人の高校生がアメリカへ派遣されます。
というのも、米軍基地と共存しなければならないという運命上、
好米意識を若いうちから植え付ける…というのは言いすぎかもしれませんが、
上手く米軍基地とお付き合い出来る若者を育成する、という目的で、
なんと無料で!1年間アメリカンな生活を送れるわけです。

しかし今回出て来たのは、ロンドンの時の成績表。
どれどれ…

She is a very dedicated student...
She is very hard working...
She is well balanced student...
She is matured, organized student...

ふむふむ、優等生だったのかしらね。
と遠い記憶を呼び起こしてみたら、
いろいろな事が思い出されました。

International School外観
ロンドンでは、International Schoolに通っておりまして、
クラスメイトは、全員私と同じく「外国人」。
ヨーロッパの国々の子が多かったのかな~
ラテン系の子も居ましたし、アラブ系の子も居ました。
でも、何より多かったのが日本人
私の学年は特に日本人率が高く、
全体で30人居るうちの、13人くらいは日本人だったのではないでしょうか。

International Schoolの特徴としては、
英語が達者で無い子に対して、英語強化コースが用意されており、
多少言語に慣れて来たところで、一般の数学や社会を学ばせる、
という配慮があるところでしょうか。
いつかは母国に帰る予定の子が多く通っているので、
なんと、母国語の授業まで用意。
もちろん、日本語のクラスまでありましたのよ!

私にとって、初めての留学だったので、
もちろん英語が出来るわけでもなく、
ただ高校生ということもあって、
語学が出来ない上に一般科目を勉強するのは厳しいだろう、
一年後の帰国が決まっているので、日本語の勉強も遅れてはいけないだろう、
という親の配慮で、現地校ではなく、インターに通っていたのですが。

この成績表を見て、
私としては、
ばばーーーん!と現地校に入れて欲しかったな
と思っていたこと、そして今も残念に思っている事を思い出しました。

イメージ:現地化する私
留学をすると決まった時、
私の中ではかなりの覚悟が出来ていた様な気がします。
勝手なイメージで、
馬を飼って、馬に乗って毎日登校するんだ
と思っていました。
高校生にもなって、馬鹿か!?と思うかと思いますが、
私なりに、どっぷりイギリスの生活につかるつもりで居たんだと思います。

そこへ、日本人ばかりの学校に通う事になり、
その日本人の子があまりに面倒見が良い為に、
必然的に日本人グループで行動することになり、
ランチタイムは皆で日本から送ってもらった数ヶ月前のNon-Noを読み…
これって、沖縄の高校でも出来た事じゃないか!?
と思ったものでした。

でも、現地校と比べて、相当な額の学費を払って
インターに入れてくれた親の手前、
今更「現地校に行きたい」等と言えず、
黙って一年を優等生で過ごしていたんだと思います。

あぁ~~思春期ですよね~~
親にも本当の事言えず、しかも学校でも日本人グループに流されてしまう。
周りに合わさなきゃいけないのかな、って気を使ってたのでしょう。
私にも、そんなウブな時期があったとは…

方や小学生だった妹は、
それこそばばーーんと現地の小学校に入れさせられていました。
普通の公立で、家から徒歩圏内にあったため、
お友達も近所に住んでいるし、
地域のコミュニティーとも溶け込めていて、羨ましかった。
私と5歳差という年齢の差もありますが、
妹の方があっという間に英語がぺらぺらになって、
毎日、学校でこういう事があった、とレポートしてくる内容が、
まさに現地校でしか体験できないような事で、本当に羨ましかったです。

後から気付いたのですが、その小学校、
ついこの間、暴動が起こったエリアに属していて、
確かに低所得者層の子どもたちがたくさん通っていました。
外国人の妹よりも読み書きが出来ない子、
授業中に集中出来なくて、屋根に登っちゃう子、
先生も慣れていて、ランチを食べさせない罰、
居残りさせて、黒板いっぱいに進出単語を書くまで返さないの罰、
と、これぞまさに、貴重な体験だったと思います。

ロンドンの生活で楽しかった事、と言えば、
家族でロンドンの街をたくさん回った事、
国内やヨーロッパ中を旅行した事、
ウィンブルドンを見に行った事、
ピーターラビットやくまのプーさんの故郷に行った事、
等など…
これに、「学校生活」も入ってれば良かったな~と。

日本人グループの中に居ても、
違和感はずっと感じていたのは、わかっていたのです。
だけど、小さなコミュニティーの中、
なかなか行動に移せなかった。
1年で帰るとわかっていたので、これで良いかな?と思ってしまった。
それを反省して、次に行ったアメリカでは、
思い切りアメリカンな生活を満喫しましたとさ!
まぁ、その時は親は離れているし、
アメリカ人の家庭に入って生活し、
日本人が一人も居ないマンモス高校に通って…
と、これまた貴重な経験でした。

でも、やっぱり一番楽しかったのは、
大学で留学したカナダでしょうな~
その時に出来た友達で、未だに仲良くしている子がたくさん居ます。
あぁ~ロンドン時代、早く大人になりたかったな~


兎にも角にも、こういう貴重な体験をさせてもらえたこと、
親にも感謝、境遇にも感謝です!
そのおかげで、産後でもこうやって翻訳のお仕事でお給料頂けているわけだし。
旦那には自慢出来るし。笑

ただ、お子さんの留学をお考えの方、
無難な選択よりも、可愛い子には旅をさせろ、という様に、
お子さんの性格を見た上で、
出来ればばばーーんと現地に放り込んだ方が将来的に良いと思います。
現地校で合わなければ、Interでも日本人学校でも、安全な選択肢はあるわけですから。
私の息子ちゃんも、将来留学等に興味を持つかはわかりませんが、
もしそうなったときには、迷わず現地校に入れると思います。
その方が、経済的だしね☆


…また長くなっちゃったな~~
長くなるから、フォントも小さくしちゃうのですが…
おしゃべりな私、悪しからず。

  • Digg
  • Del.icio.us
  • StumbleUpon
  • Reddit
  • RSS

0 Comment:

コメントを投稿