『疾走』

こんにちは☆<<
今日も寒いですが、
何故か薄着で出てきてしまった…

週末に、久しぶりに買った
ダウンベストが着たくて…
朝は日差しが暖かかったから良いけど、
帰りは…どうなるのだろう…
と、不安たっぷりの昼下がりです。
ご利用は、もっと計画的に、ね。



さて、今回は
久々のブックレビューです。
宜しければ、お付き合いください。



『疾走 (上)』
『疾走 (下)』

著: 重松 清




※ココからネタバレの可能性あり。ご注意ください。


■ストーリー
広大な干拓地と水平線が広がる町に暮す中学生のシュウジは、寡黙な父と気弱な母、地元有数の進学校に通う兄の四人家族だった。教会に顔を出しながら陸上に励むシュウジ。が、町に一大リゾートの開発計画が持ち上がり、優秀だったはずの兄が犯したある犯罪をきっかけに、シュウジ一家はたちまち苦難の道へと追い込まれる…。十五歳の少年が背負った苛烈な運命を描いて、各紙誌で絶賛された、奇跡の衝撃作、堂々の文庫化。



これも、たまたま旦那の本棚から選んだのがきっかけです。
とりあえず、話題の作品は揃えたい旦那。
図書館に行く暇が無い時に、便利です。(←違)


いや~~
何も覚悟せずに
一気に読んでしまったので、
それはそれは胃もたれです。

いや、
作品としては、
とても読み応えがあって、
そして描写が鋭くて、
登場人物が皆それぞれ人間臭くて、
そして無駄が無くて、
とても素晴らしい作品
だったと思います。

が、精神的に元気な時に
読んだ方が良いかも…
ストーリーの紹介では、
紹介にならないくらい、
これでもかこれでもかと
不幸の連続なので…



上下巻、それなりにボリュームはあったはずなのに、
そんなに長さは感じなかったってことは、
やはりストーリーの組み立てが秀逸なのだと思います。
また、
よくもまあ、
こんなに絶望的なストーリーを思いついたもんだ。
とは思うけれど、
それが、家族の崩壊や心の崩壊を描くと共に、
無理な設定じゃないな、
むしろこういう風に流れるべき変化なんだな、
と感じ、受け入れる事が出来ました。
それにしても、主人公は若いのに、
そして懸命に生きているのに、
こうも報われないなんて。

もう、最終的には、
少し良い事起きても、
すぐ逆転するから、
安心するんじゃないよ!あんた!
と思いながら読み進めましたけど…
結局、報われることなく。



しかし、
こうも良く出来たストーリー、
映画なんかに良さそうだな~~

と思ってたら、
やっぱり映画化されてた!




キャスティング、
結構イメージに合ってる!
と、久しぶりに思いました。


手越くんは、主人公にしては、
ちょっと可愛すぎる?
と思ったけど、
そこから豹変して行く、
そのギャップを上手く演じられるなら、
面白いかも!

エリ:韓英恵
アカネ:中谷美紀
あたり、どんぴしゃ!

ちょっと気になったのは、
神父がトヨエツ???

エリのオジサンが、
田山涼成さんなんだけど、
まさか原作そのままの設定!?
バラエティでの屈託のないイメージが強いので、
もしそのままの設定だったら…
役者ってすごいね。


とか何とか、
いろいろ思う事はあったのですが、
兎に角、素晴らしい作品でした。
好き、嫌いで言えば、
そんなに好きではないけれど。

あ~
子供って、
小さいからって
純粋で居続けられるわけじゃないんだね。
環境によっては、壊れちゃうんだね。
自分の子供だけには、
なるべく安心できる家庭でありたいな~





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2 Comment:

bluena さんのコメント...

レビュー呼んで絶対読もうと思いました。
・・・・からだが健康な時に!!

chiapet さんのコメント...

bluenaさん☆<<

こんにちは☆
コメント、ありがとうございます♪

是非、心に余裕がある時に…笑
話が転がって行く、という感覚を久々に味わいました。
良かったら、是非感想なども☆

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