『ブラフマンの埋葬』

こんにちは☆<<
今日もお天気が…
そして今週は異例の土日出勤
金曜日の浮ついた気分には
ちっともなれません!


さて、最近のランチ読書
良いペースで御座います。

先日読み終えたのは…

『ブラフマンの埋葬』
著:小川 洋子


です。
区民図書館に行った際、
旦那が
「結構評価されているらしい」
という理由で借りたのでした。


ココからネタバレの可能性有り。ご注意ください。


■あらすじ■

芸術家だけに開かれた別荘「創作者の家」で住み込みの管理人をする「僕」は、夏のはじめの日、傷つき迷い込んだ小動物を「ブラフマン」と名づける。「僕」と無垢な小動物との暮らしが始まった。芸術家と触れ合ったり、恋人がいるらしい雑貨屋の娘に運転を教えたり、ブラフマンと「泉泥棒」を捕まえたり、「僕」の日常は淡々と過ぎていくが・・・。

主人公の「僕」の日常を「僕」自身が語る、という感じです。
とても静かで、淡々とした雰囲気です。

個人的には…どうも苦手なジャンルでした。
なんだろう、一人称だからか、
「僕」がブラフマンに対して愛おしく思っている事、
大事に思っている事、心のよりどころとしているところ
等がひしひしと伝わって、蓄積した矢先に、
どかん!と落す。という。
どうしてそんな残酷な事するんだよ~!
と思ってしまいます…


それにしても、ブラフマンって最後まで謎。
どんな動物か、想像がつかないのだけど、
私は、カワウソ?みたいなイメージです。
別にどんな動物かは重要ではなくて、
ブラフマンが何かを象徴している、という事がネックなのでしょうけれど…

そして、最大の謎は…
「僕」が思いを寄せる「娘」が、
全くもって魅力的ではない!

「僕」が、恋愛を長年お休みしていた反動なのか、
そもそも女性をあまり知らないからか、
田舎町に若い女性が彼女くらいしか居ないのか、
よくわからないけれども、
どこからも彼女の魅力が読みとれませんでした。
しかも、彼女には何の脈も無い

一人称で語られているからには、
「僕」にだって、彼女がさほど良い娘じゃないことくらい
わかってるはずじゃないか!?
ん~好みの問題なのでしょうか。
でも、主人公、ちょっとオタクっぽい雰囲気するもんな~
ヒロインっぽく無いところが良いのだろうか…


『ダンサー・イン・ザ・ダーク』
とまではいかないけれど、
どどーーん!と落された感たっぷりで、
後味は悪いです…
でも、そこまで読む人の感情を揺さぶると言う事は、
やっぱり良い作品なんだろうな?


そして、今読んでいるのも、
旦那が
「評価が高いらしい」
と言う事で借りた小説なのですが…
明らかに私好みではない予感が当たっています。

暇な学生だったら、どんなジャンルの本も
勉強と思って読んだ方が良いかもしれないけど、
今となっては貴重な読書タイム
やっぱり自分の好みの本が読みたいな~
と思ったのでした。


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