『ラースと、その彼女』

こんにちは☆<<
最近、全然映画なんぞ観る機会が無いのですが、
地上波のロードショーを録画して、
細々と…
夜な夜な…
途切れ途切れに…
観ております☆


さて、今回観ましたのは


『ラースと、その彼女』
(原題:"Lars and the Real Girl")

監督:Craig Gillespie

※公式サイトは無い模様。


ココからはネタバレの可能性有り。ご注意ください。


さて、前情報が全くない中、とりあえず見始めたのですが…
何だろう、

噛めば噛むほど味が出る

するめいか!?みたいな作品でした。

下記、ストーリーはwikipediaから引用。

アメリカの田舎町に住む26歳のラースは、心優しく町の皆に好かれている青年だが、とてもシャイで特に女性と話すのが大の苦手。兄のガスとその妻カリンが住む家の裏にある、ガレージを改装した部屋に一人で住んでおり、限られた人間関係しか築けないでいた。
ある日ラースは、ガスとカリンに、インターネットを通じて知り合った女性がいるので紹介すると伝える。ラースの事を気遣っていたガスとカリンは最初喜ぶが、車いすに乗った、元宣教師でブラジルとデンマークのハーフである女性ビアンカを紹介されて驚く。なぜならビアンカはアダルトサイトで販売されているリアル・ドールだったからだ。

このシーンだけ見たら、オカルトか!?と勘違いしそう


一見、設定がB級なのですが、
作品としてキレイにまとまっていると言うか、
ちゃんと人間の心理をつかんでいると言うか。
ちょっと間違えると、コメディになっちゃいそうな設定だけど、
ちゃんとヒューマンのジャンルに留まっている、と言うか。


アメリカの田舎町にとって、
やっぱり教会の力って大きいんだよな~
と思いだしました。
私もかつて、インディアナの田舎に留学していたので。


同じ教会の仲間
というだけで、
助け合わなきゃ、
信頼し合わなきゃ、
プライベートなんて持てない!
みたいな感じ。笑

それが偽善なのか、
それともやっぱり宗教の力なのか、
コミュニティ意識の強さなのか、
わかりませんが、
人を救う、変える力があることは確かなんでしょうね。

私は、どうしても宗教とか、
同じ教会というだけで
無条件(?)に親しくする、
みたいな雰囲気が
とっても息苦しかったので、
ホストファミリーに誘われるがまま
毎週日曜は教会には行ったものの、
結局入り込めずに傍観している感じでしたが。

だから、この作品を見てても、
どうしても
「もう、彼をほっといてあげなよ~」
「お節介すぎるんだよ~」
とか思っちゃう。
国民性かな?



おっと、映画と関係無い話になりました。

この主人公、人形を彼女にって…
かなりイタイ感じですが、
でも、彼の抱える問題は、
そんなに遠くは無いな~なんて思いました。

心の問題を解決しようと、
人間の脳?心?は不思議な反応を示す。
人間って良く出来てるんですね~。
それが、彼の場合は人形へ…
でも、悪趣味な変態には全然見えないんです。
本当に普通の、真面目な青年なんですよね。

自分の身近に起こるんじゃないか!?
と思えるくらい、
すごく「人間らしさ」をとらえている作品だと思いました。

そして、アメリカの田舎町の感じ、
垢ぬけない若者たち
ネオンとか町の感じが未だに90年代!?
車も古い型ばかり
パソコンもブラウン管!?
とか、細かい統一感も素晴らしかった。



関係無いけど、
このラース役のライアン・ゴズリング
どっかで見たな~~
と思ってたら…

『きみに読む物語』

でしたよ!!
もっと爽やかな印象だったのに!!笑


そして、ちょっと思い出したのが、

『空気人形』

という作品。
同じドールが登場するお話だけど、
この作品の所有者は、変態チックだったな~
え、実は見てないんですけどね。
でも、変態そうだし、気持ち悪そう!
って事で、避けて通ってました。

しかし、食わず嫌いはいけませんね。
監督が、是枝裕和さんだって知らなかったし!
今度、見てみようかな~~


違う意味で、予想外な作品でした。
何回か見ても、面白そう♪


------------☆ブログランキングに参加しています☆-------------
 
地上波、意外と充実!
ポチっとお願いします☆
 

  • Digg
  • Del.icio.us
  • StumbleUpon
  • Reddit
  • RSS

0 Comment:

コメントを投稿