『【新釈】走れメロス』

こんにちは☆<<
週末、いかがお過ごしだったでしょうか。
土曜日の雨、凄かったですね!
そんな日に限って実家に遊びに行ってしまい、
通常45分もあれば帰って来れるところを、
2時間、かかって帰って来ました…
第三京浜を降りてからの、環八と二子玉川周辺。
雨の週末は要注意です…


さて、今週はブックレビューから。
実は先週読み終えていたのですが、
やはりブログ更新の時間が無く…


『【新釈】走れメロス』
著:森見 登美彦

実は、図書館に行って探していたのは、
同著者の『夜は短し歩けよ乙女』
だったのですが、やはり人気図書は貸し出し中
では、導入として、借りてみようかな~
なんて思った一冊でした。


ここからネタバレの可能性有り。
ご注意ください!


【新釈】って!?
「新しい解釈」ということらしいですね。
私は「新訳」と勘違いしていて、
名作の数々を読みやすく書き直してくれたのね~
と思って手に取ったのでした。

お恥ずかしい事に、
私、実は名作や古典と言われる作品を
あまり読んできて居ないのです…
大好きだったタンタンシリーズ☆
何だか堅苦しいイメージがあって。

更には、幼少期に父と図書館に行くと、
「これも読め、あれも読め」
父推薦図書を次々と借りさせられ、
読みたかったタンタンの冒険シリーズが…
と悔しい思いをしたのでした。
そして、その推薦図書の大部分は、
私の趣味に合わず、ろくに読まずに返却。
その中に、もしかしたら、今回読んだ
『山月記』やら『藪の中』が含まれていたかもしれませんね。
唯一、『チキチキバンバン』だけは面白かったかも…


と言う訳で、オリジナルも知らずに、
数々の名作のパロディを読む、という不思議な体験をさせて頂きました。


『山月記』 え、どうなっちゃったの!?
と思いながら、次のお話へ…

『藪の中』 恋愛体質ではなかった私には、
到底理解できない世界。
でも、一つの事件でも、
それぞれの立場で語ると、こうも違うか~

『走れメロス』 京都の町を大疾走!
地理に詳しい方なんかは、わくわくするでしょうな~

『桜の森の満開の下』 ちょっと寂しいお話。
この「女」、いつ化けの皮がはがれるか…
と思いながら読んでいましたが、
実はただの寂しい女に過ぎなかったのかな。

『百物語』 バラバラかと思いきや、
実は繋がっていた全てのお話。
こりゃ、オペレッタか!?


全体的に古風な雰囲気はするものの、
でもやっぱり一つ一つ面白い。
森見さん、だいぶ文学者と見える。
だって、名作の数々を読んで、
それを踏まえて、自分なりに書き直しちゃう、なんて
もはや文学を使った遊び、なんでしょうな~
いや~すごいな~~

と思って、最後の作者のプロフィールを読んでいたら…
なんと、1979年生まれ!!
あんた、旦那と一緒ですよ!!
毎朝の様に、息子に「ねぇ~チューして~」とせがみ、
断固拒否されて萎れている旦那と一緒!
若い云々じゃないのかな~
でも、モノづくりは人生経験がにじみ出る、と言うけどな~

森見登美彦氏、初めて読ませて頂きましたけど、
今後もしばらく何冊か拝読させて頂く事になりそうです。
ちなみに、先週末も一冊、借りて来ました☆


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