『エイジ』

こんにちは☆<<
この時間で、もうすっかり夕暮れですよ。
退社の18時なんて、もう真っ暗
これから、ちょっと物悲しい季節になりますね~
秋の夜長はいろいろと活用出来そうだけど、
冬の夜長は…長過ぎてどうしましょうね。


さて、久々に読み終えました。

『エイジ』 著:重松清

です。

市民図書館で借りた本なのですが、
実は私が選んだんじゃなくて、旦那のチョイスでした。


<<< ここからはネタばれの可能性有り。>>>

だって、中学2年生の男子が主人公で、
テーマは、とか青春とかですよ?
歯が浮いちゃいますよ~

内容(「BOOK」データベースより)

ぼくの名はエイジ。東京郊外・桜ヶ丘ニュータウンにある中学の二年生。その夏、町には連続通り魔事件が発生して、犯行は次第にエスカレートし、ついに捕まった犯人は、同級生だった―。その日から、何かがわからなくなった。ぼくもいつか「キレて」しまうんだろうか?…家族や友だち、好きになった女子への思いに揺られながら成長する少年のリアルな日常。山本周五郎賞受賞作。


自分では、絶対にチョイスしません。
でも、自分で借りた本を読み終えてしまい、
なんだかな~というところで、手に取りました。

普通の青春小説なのかな~なんて思っていた序盤ですが、
中盤から、なかなかおもしろくなって来ました。


私は、妹との二人姉妹ですので、
どうも思春期の男子を敬遠する傾向にあります。
自分に息子が出来たからには、
母として、今後どうしても避けて通れない道だとはわかってはいるものの…
どうも気が重い。

それは、どうしてかって考えてみると、
思春期の男子なんて、私にとって何よりも得体の知れない存在だから
という事に気付きました。

中学の時、周りで付き合うとか付き合わないとか騒いでいた同級生とは、
正直、何だかシンクロ出来なくて、遠目で見ていた私。
中学生なんだから、好きな人の一人や二人、居なきゃおかしい、
という動機から、消去法で無理やり好きな人をでっちあげ、
「私は、○○君が好き」などと友人に言った事もありました。
でも、本心としては、同級生の男子なんて下らない、と思っていたんですね~
高校になっても同じでしたね。
同級生の男子は下らない+汚らわしい
とレベルアップしたものでした。はぁ~
ここで、素敵な同級生男子が現れていたら、また状況も違っただろうに。


と言う事で、この感覚を、大人になった今でも引きずっています。
が、この本を読んで、何となく、
あくまで何となくですけれど、
中学生男子の心境というか、
何をどうとらえるのか、何をダサいと思っているのか、
男子特有の友情、友達との関わり方、
みたいなのを垣間見た気がします。
まぁ、その辺は時代と共に変わって行くと思うので、
息子ちゃんをよ~~~く観察して、
母として置いて行かれない様にしなければ!


この著書が最初に書かれたのは、1997年だそうで、
その当時の中学2年生を描いた小説。
と言う事は、私とほとんど同世代、な訳ですね~
そう、1997年は神戸で未成年の少年による連続殺人事件が話題になり、
しかも、その少年が私たちと同級生ということもあって、
学校でもマスコミでも大いに騒がれた世代で御座います。
遠い沖縄でも、同級生が殺人!?と動揺した学級会、
今でも覚えています。
「キレる中学生」等と言われ、
周りはそうでもないけどな~とも思いましたが。
そんな彼も、今や29歳の良いオトナになっているはず。
どんな人生を過ごしているんだろう~と思ったりします。

でも中学生は中学生なりに、上手くは無いけれど、
事件の事をしっかり受け止めていて、
実は大人なんかよりも、ちゃんと事件を見つめているんだな~と。
それは、子どもの純粋さ残る自分と、
半分大人になりかけの自分に納得させる事、
そのバランスが難しいんだろうな~。
遠い昔の中学生だった自分、こんなにいろいろ考えていたのだろうか。

期待していなかったのに、意外と読み甲斐があったなんて、
そんな嬉しい事はありませんね☆
今度また、重松さんの本、借りてみようかな~




------------☆ブログ村に参加しています☆-------------

ちょっと真面目な内容の後に、このバナー…
それでも、ポチっと お願いします。

今日も元気に
ポチっとね!
  にほんブログ村 子育てブログへ

  • Digg
  • Del.icio.us
  • StumbleUpon
  • Reddit
  • RSS

0 Comment:

コメントを投稿