『夜明けの街で』

こんにちは☆<<
金曜日、金曜日~
今晩の金曜ロードショー
『硫黄島からの手紙』!
戦争モノは苦手な私ですが、
先日の『しゃべくり007』で
渡辺謙さんが「最も印象深い作品」と言っていたので、
ふむふむ…見てみようかな、と思っている
暑い~暑い~金曜の午後のひと時です。


さて、今回読みましたのは

『夜明けの街で』 著:東野圭吾

です☆

しかも、この秋には映画版が公開するらしい。
タイムリーですね~♪

私的には、キャスティングは結構イメージ通りな気がします。
でも、肝心の主人公が岸谷五郎…もう一声!って感じですかな。
私だったらね~堤真一くらい持って来たいところですが、
ちょっとかっこよすぎるので、ユースケサンタマリアあたりでしょうか。
あくまで、主観ですよ、原作からのイメージの。

さて、このお話、

不倫 と サスペンス

がよじれて、よじれて…
アリ地獄に落ちて行く様な
全くハッピーと言えない作品です。

※下記、ネタばれ注意です。

普段は、恋愛モノホラーモノ怪奇モノは避けるのですが…
最近、図書館に行く機会が無く、
溢れかえる旦那の本棚から、
たまたま手に取ったのが、この本でした。

思いのほか、どうなるの!?どうなるのよ!?
という感じで、あっという間に読んでしまいました。


それにしてもね、人間の心理とはわからないものですよね~

悪いと思っていても、ついつい手を出してしまう…
言わなきゃと思いながらも、隠してしまう…

脳が発達し過ぎて、人間とは悪知恵も働き過ぎるんでしょうな。
それゆえに、人を傷つけてしまうのにね。

幸い、私の周りからは「不倫」の話など聞こえて来ませんので、
あまり実感を持って感想は述べられないのですが…
兎に角、誰も幸せになれないよね、不倫って!
って感じです。

それをわかってるのか、わかってないのか、
どちらにしても、そんな関係に踏み込んでしまう人は、
浅はかとしか言いようが無い気がします。
バレなければ幸せが続く、と言うのはファンタジーですね。
女性は、かなり、(ココ強調しますよ)

か・な・り
鋭いですからっ!

あ、不倫だけじゃなくて、
二股とかもそうですね。
何が楽しくってそんな面倒な事をするのだろう、
と私は思ってしまいます。
まぁ、恋愛体質じゃないので、

その気持ちはわからない

と言われればおしまいですが…

同時に複数人を同じくらい好きになれて、
更には、日々の時間や労力をやりくりして
どうにか細い綱渡りをする、って
相当モノ好きのする事でしょっ!
と思ってしまいますが…思考が違うのか、人種が違うのか。

それにしても、この作品、
本当に最後に近いあたりまで、

これって、サスペンスだけにしときゃあ良かったんじゃないの!?

と、恋愛のエッセンスがいまいち絡んで来なかったのですが、
最後には、はは~~~それなら良いわよ。(←何故か上から目線)
ってな感じに落ち着いたから良かったです。

昔、留学先の大学でFilmの授業を取っていた時、

あらゆる映画は、Men's Fantasyに基づいて構成されている

という事を習った事があり、
それは多くの監督が男性だから、
という事もあるのですが、

女をナメんなよっ

と思った事もありました。若かったね、私。
決して、フェミニストではない、つもりです、はい。

まぁ、今は、様々なsexualityやidentityがある程度認められて、
女性だから」という見方は少なくなって来ているとは思いますが。

この話が、何に関係するかと言うと、
この作品、まぁ不倫の話なんですけど、
最後まで主人公が不倫と家庭を上手い事処理?
というか、ある程度の甘い蜜を吸って、また温かな家庭に戻る
的な、これこそMen's Fantasyに値する展開を見せるのですが…
でも結局は

女をナメんなよっ!

って感じで終わったので、
またまた、それなら良いけど~(←また上から目線)
て感じで読み終える事が出来ました。

かなりのネタばれな気がしますが、
もしご興味がおありでしたら、読んでみてください。
あ、でも、既婚の方は、自分の夫婦関係に自信がある方のみ、でお勧めします。
だいぶ男女の「不倫」の心理をリアルに表現している気がするので、ね。
また、映画版も、予告を見る限り、
かなり忠実に再現されているみたいなので、
こちらも期待出来るかもしれませんよ~
あ~こわこわ。あ~いやいや。

  • Digg
  • Del.icio.us
  • StumbleUpon
  • Reddit
  • RSS

0 Comment:

コメントを投稿